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花粉症

2020.03.14

カモガヤ花粉症

カモガヤ花粉症

年間を通じて眼鼻症状が長引く患者さんには、カモガヤなどのイネ科花粉の感作を把握することが重要です。イネ科花粉の飛散は3月下旬から11月初旬までの長期にわたり、飛散量は5月の連休明けから梅雨入りにかけて最も多くなります。

 

2001年の荻野らの報告では、スギ花粉症患者の約半数がカモガヤ特異的IgE陽性であることも分かっています。「スギ・ヒノキ花粉症の時期は過ぎたのにまだ症状が続いている・・・」という人はイネ科花粉症かもしれません。

 

イネ科花粉症の患者さんは、眼鼻症状が春で治まらず、夏にかけて症状が長引く可能性があります。また、イネ科花粉はアナフィラキシーショックの報告もあり、吸入系アレルゲンの中では比較的重篤症状を誘発しやすいアレルゲンといわれています。

 

イネ科花粉の飛散開始時期はスギ・ヒノキ花粉と飛散時期が重なるため、この時期に症状だけからの診断では「スギ・ヒノキ花粉症の症状が長引いているだけ」という間違いも起こりやすくなります。

 

イネ科花粉症の原因植物の代表であるカモガヤは背丈が1m前後の雑草で、主な生育場所は、道路わきや公園、河川敷です。公園などで遊ぶ学童期の子どもの背丈がカモガヤの背丈と近いこともあり、19歳以下の若年層は他の年齢層に比べ、カモガヤ花粉に対する感作率が高いというデータも示されています。子どもの中でも、特にカモガヤと背丈が同じ100cm前後のお子さんは、カモガヤ花粉の感作に注意が必要です。

 

スギ・ヒノキ花粉は風にのると数十km以上と遠くまで飛びますが、カモガヤの花粉は大きく35~50 μm)数十mから数百mしか飛ばないため、植物の近くに近づかないだけでもアレルゲン回避に効果的といわれています。したがって、カモガヤ花粉の感作を調べる検査意義も十分にあるといえます。

 

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