生活習慣病治療
生活習慣の改善と適切な治療で毎日を快適に-即日に検査結果がわかる検査機器を導入しています-
生活習慣病とは、毎日のよくない生活習慣の積み重ねによって引き起こされる病気です。 生活習慣病を放置すると動脈硬化が進行します。 動脈硬化は、日本人の三大死因である「がん、心臓病、脳卒中」のうち、心臓病と脳卒中を引き起こす大きな原因です。
- ・高血圧
- ・脂質異常症(高脂血症)
- ・糖尿病
- ・高尿酸血症(痛風)
- ・脂肪肝
- ・睡眠時無呼吸症候群 など
もともとその病気になりやすい遺伝的な体質に加えて、食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足、喫煙など、食生活や運動、喫煙、飲酒、ストレスなどが深く関わっています。言いかえれば、普段の生活習慣を見直し、生活習慣を改善することにより、病気を予防し、症状が軽いうちに治すことも可能です。
生活習慣病の治療を進める際の大原則は「PDCAサイクル」です。
PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(点検)、Action(改善)のことで、どんな生活習慣病でもこの四段階をきちんと行うことで、生活習慣病治療の質を高めることができます。
基本的には食事療法・運動療法・お薬による血糖コントロール、この大原則は変わりませんが一人一人のライフスタイルが異なるように、患者さまの状態に合う、続けやすい治療が大切だと考えています。最適な治療計画を立て、患者さまと寄り添った治療を行っていきます。
基本的な治療法
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1.禁 煙
喫煙は3大生活習慣病(がん・心臓病・脳卒中)に
大きな関連があります。
まずは禁煙からはじめてみませんか?当院で禁煙外来も行っているのでご相談ください。 -
2.食事療法
まずは食べる内容・時間・量・回数を
見直していきましょう。
お酒の習慣も見直しが必要です。 -
3.運動療法
ライフスタイルに合わせた運動が
できるようにしていきます。 -
4.薬物療法
不調を起こしている原因を明らかにし、お薬の
量・回数・期間を決めて処方します。
内蔵脂肪型肥満によって、血糖値や血清脂質、血圧などの複数の検査値に異常が現れている状態です。それらの異常はすべて動脈硬化を促す原因ですが、ひとつひとつを個別にみれば軽度の異常にすぎず、自覚症状も全くありません。しかし、放置していると、動脈硬化が速く進んでしまいます。
まずは現状を知り、優先順位をつけて治療をしていきましょう。
体組計は、体重に加えて体脂肪率や筋肉量、基礎代謝量、内臓脂肪レベル、推定骨量、体水分量などを測定できる医療機器です。
検査料はかかりませんので、外来時に院長や看護師までお声掛けください。
糖尿病とは
糖尿病とは、血糖値の高い状態が続き、全身のさまざまな臓器に影響が起こる病気です。糖尿病に特有な合併症としては、3大合併症といわれる「網膜症」「腎症」「神経障害」があります。これらの合併症は重症化すると失明や透析が必要な腎不全、足を切断しなくてはならないこともある壊疽(えそ)などに進行します。また糖尿病は動脈硬化を悪化させ、心筋梗塞、脳卒中などになりやすく、これらの病気は、場合によっては命をもおびやかします。
院内で糖尿病の検査を行い、
その日のうちに短時間で結果がわかります
糖尿病の診断や治療のための検査、糖尿病合併症の検査に必要な迅速検査機器をご用意しています。
検査を行った後、短時間で結果がわかり、病状をご説明することが可能です。
検査機器
血液中のヘモグロビンA1c(HbA1c)を迅速に測定できる検査機器です。
約90秒で結果が確認できます。
糖尿病の診療に必要な検査血糖値
- 血糖値
- ヘモグロビンA1c(HbA1c)
検査前2~3か月の平均血糖値の目安になる数値です。糖尿病の合併症を予防するためには、少なくともヘモグロビンA1c 7.0%未満に
低下させる必要があります。
脂質異常症とは
脂質異常症(高脂血症)は、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)やトリグリセライド(中性脂肪)が多すぎたり、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が少なくなる病気です。脂質異常症を放置すると、血管の動脈硬化が少しずつ進んでいき、やがて心筋梗塞や脳卒中などの深刻な病気が引き起こされることになります。
脂質異常症の診断基準
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LDLコレステロール
140mg/dl 以上
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HDLコレステロール
40mg/dl 未満
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中性脂肪(トリグリセリド)
150mg/dl 以上
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に何回も呼吸が止まり、ぐっすり眠ることができない病気です。当院では、睡眠時無呼吸症候群の診断のために、自宅で検査ができる携帯型のパルスオキシメーター検査を貸し出しています。指先にセンサーを装着して、眠っているときの血液中の酸素濃度(酸素飽和度)や脈拍を測定し、無呼吸や低呼吸を推測します。
睡眠時無呼吸症候群の潜在患者は人口の2~3%といわれ、放置しておくと高血圧や心臓循環障害、脳循環障害などに陥るといわれます。しかし、治療方法も確立されておりますので、適切に検査、治療を行えば、決して怖い病気ではありません。お気軽に当院にご相談ください。
無呼吸の状態や低呼吸の頻度を確認した上で、睡眠時無呼吸症候群の症状が明らかな場合は当院で治療を行います。検査結果の数値によっては精密検査(PSG検査)が必要な場合がありますので、総合病院をご紹介します。総合病院で精密検査を行ったあと、当院で継続治療を行うことも可能です。
※受診時に機械の貸出を行っております。他の患者様に貸出を行っている場合には、当日に貸出ができないことがございますので、事前にお電話にてご予約ください。