水ぼうそう
2019.03.03
『水ぼうそう(水痘)』について
水ぼうそう(水痘)とは
水ぼうそう(水痘)は全身に水ぶくれ(水疱)ができる伝染性の病気です。水痘は生後6ヶ月頃から5歳までにかかることが多いです。
原因
水痘は水痘帯状疱疹ウイルスにより起こります。水痘は通常は一生に1回しか発病しませんが、このウイルスにかかった後しばらくして免疫力が低下したときなどに帯状疱疹として発病することがあります。
よくみられる症状
・感染してから発病するまでの潜伏期間は約2週間です。
・全身(髪の毛の生えているところにも)に虫刺され様の発疹が次々にたくさん出ます。しだいに水疱になり最後にかさぶたになります。
・かゆみが強く、かきむしると痕が残ったり、細菌が感染することがあります。
・熱は発疹の出る1日前から2〜3日間出ることもあります。
初期治療と注意すること
・通常、特別な治療をしなくても1~2週間で自然に治りますが、発病初期であればこのウイルスに対する抗ウイルス薬が使用できます。
・発疹に対する塗り薬もありますが、かきむしらないよう爪は短く切っておきましょう。
・お風呂はかさぶたになるまで控えたほうがよいですが、お尻などが汚れている場合、その部位だけシャワーでケアしてあげましょう。
・感染力が強いのですべての発疹がかさぶたになるまで集団生活はできません。
・免疫力の弱い場合や皮膚の病気(アトピー性皮膚炎など)がある人では重症となることがあります。
・水痘にはワクチンがあり、乳児期に2回接種が勧められています。
佐藤あつしクリニック 院長
医学博士 / 日本内科学会認定総合内科専門医 / 日本血液学会認定専門医・指導医 / 日本消化器病学会認定専門医 / 日本消化器内視鏡学会認定専門医 / 日本医師会認定産業医 / 日本医師会認定健康スポーツ医 / 日本スポーツ協会公認スポーツドクター/愛知県医師会認定かかりつけ医
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