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0歳の予防接種

2019.02.17

0歳の予防接種スケジュール

0歳の予防接種スケジュール

赤ちゃんの免疫

生まれたばかりの赤ちゃんはお母さんからもらった抵抗力(免疫)があるので、病気(感染症)に対する免疫があります。でもこの免疫は、生後6ヵ月までには自然に失われていきますので赤ちゃんは自分で免疫をつくって感染症から身を守らなければなりません。

 

感染症といっても、治るものもあれば、生涯、重い後遺症が残ったり、命を落としてしまうものもあることを知っておかなければなりません。

 

発育とともに外出の機会が増える赤ちゃんにとって、生後6ヵ月くらいまでに、多くの感染症に対する免疫をつけてあげることが大切です。

 

赤ちゃんが、安全に自らの体内で免疫をつくり、感染症に対する抵抗力を身につける助けとなるのが、ワクチンによる予防接種です。

 

0歳の予防接種スケジュールをお手伝いします

日本でも子どもの病気を防ぐためのワクチンをたくさん受けられるようになりました。接種回数が多く、どのように受けたらよいか悩まれると思います。

 

大切な赤ちゃんをVPD(ワクチンで防げる病気)から守るために、もっとも早く、確実に必要な免疫をつけるためのスケジュール調整を当院ではお手伝いします。

 

生後2か月になったら、すぐに予防接種を始めましょう

ワクチンの目的はVPDの予防です。とくに乳児は感染症に対する免疫が未発達のため、一旦かかってしまうと重症化しやすく入院が必要になったり、命にかかわったりする場合があります。

 

VPDにかかりやすい時期になる前にあらかじめワクチンで十分な免疫をつけておくことが大切です。ロタウイルス、ヒブ、肺炎球菌、B型肝炎ウイルス、百日咳菌による感染症は生後6か月になるまでに、必要な接種回数を済ませておきましょう。

 

0歳児のワクチンには生後2か月になる前に接種できるものもありますが、全体のスケジュールや病気にかかるリスクを考えますと、初めてのワクチンは生後2か月の初日、2か月の誕生日にはじめましょう。(例えば、4月25日生まれの赤ちゃんなら、6月25日からはじめます。)

 

早く免疫をつけるためには、同時接種が必要不可欠です

生後6か月までに受けたいワクチンは6~7種類(接種回数は15回以上)もあります。多数のワクチンを1本ずつ受けていては接種が遅れがちになり、確実にVPDを予防することができなくなってしまいます。

 

保護者の方も毎週接種のため通院しなければなりませんし、そのうえワクチンを後回しにしたためにVPDにかかってしまったら大変です。そのようなことのないように、一度に複数の免疫をつけられる同時接種をおすすめします。

 

同時接種は、日本ではここ数年で増えてきたのですが、世界では当たり前のことです。欧米では生後2か月の赤ちゃんに6種類のワクチンを接種しています。

 

世界中の小児科医が同時接種を実施しているのは、予防接種スケジュールが簡単になり、接種忘れなどがなくなる(接種率があがる)だけでなく、早く免疫をつけるというワクチン本来の目的を果たすためには必要だからです。

 

初めてのワクチンは、ヒブ+小児用肺炎球菌+ロタウイルス+B型肝炎です

ヒブと小児用肺炎球菌ワクチンは、細菌性髄膜炎を予防します。細菌性髄膜炎は生後6か月を過ぎるとかかる子どもが増えてきますので、生後5~6か月になる前に初回3回の接種を済ませておくことが大切です。

 

ロタウイルス感染症も生後5~6か月から増えますので、2回接種ワクチン(ロタリックス)では生後24週0日、3回接種ワクチン(ロタテック)では生後28週0日までに2回接種を完了させなければならず、生後2か月の初日から(遅くとも生後14週6日までに)接種をはじめます。

 

B型肝炎は母子感染の心配がないお子さんであれば生後2か月の接種をおすすめします。

 

このように、初めての予防接種で4種類(3回は注射、1回は飲むワクチン)を受けるには、それぞれに理由があるからなのです。

 

BCGが名古屋でも個別接種となり、当院で受けられるようになりました

 

平成30年10月1日からBCG予防接種の個別接種が導入され、各区保健センターでの集団接種だけでなく、指定医療機関でも個別接種できるようになりました。もちろん、当院でもBCG予防接種を受けることができます。

 

生ワクチンは、接種間隔に注意してください

ワクチンには「不活化ワクチン」と「生ワクチン」があります。

 

不活化ワクチンを接種すると1週間後の同じ曜日から別のワクチンを受けられます。

 

BCGやロタウイルスワクチンなどの生ワクチンは、4週間後の同じ曜日にならないと別のワクチンが受けられません。

 

スケジュールをたてるときには、生ワクチンと不活化ワクチンの接種順序に注意しましょう。

 

0歳の予防接種について、お気軽にご相談ください

0歳赤ちゃんの予防接種スケジュールは、同時接種を前提としたスケジュールです。

 

実際には、生後2か月からはじめられなかったり、体調を崩して予定通りにすすまなかったりすることもあります。そのような場合でも、それぞれのワクチンをできるだけ同時接種で受けるようにしておけば、早くVPDの予防ができます。

 

当院で同時接種は可能です。早く、確実に免疫を獲得できるスケジュールを提案いたします。お気軽にご相談ください。

 

当院では、一般診察とは別に、受付で予防接種のご予約が必要です。
052-352-2311(代表電話)に診察時間内にお電話ください。

医師 佐藤 温
佐藤 温 医師

佐藤あつしクリニック 院長

医学博士 / 日本内科学会認定総合内科専門医 / 日本血液学会認定専門医・指導医 / 日本消化器病学会認定専門医 / 日本消化器内視鏡学会認定専門医 / 日本医師会認定産業医 / 日本医師会認定健康スポーツ医 / 日本スポーツ協会公認スポーツドクター/愛知県医師会認定かかりつけ医

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